3年前の話ですが、社会人になって間もなく私は1人暮らしをしていました。
ちょうど実家に数日帰省していたのですが、私を含め家族がそれぞれ出掛けていて、母が1人で家にいました。
私が帰宅すると、母が怯えた顔して私に、
「さっき洗面所の方に黒いカゲがさっと通るのを見て、一瞬だったからよく分からなかったけど、片足のような形だった…」と言ってきたのです。
母は霊感がなく、そんないびつなものを見たのは初めてだったので、気のせいだと私が言ったのですが、絶対見えたと言い張るのです。
そう言われると怖くなってきましたが、とりあえず考えないようにして暫く過ごしました。
そして何日かして私が1人暮らしのアパートに戻り、トータルで一週間くらい経ったとき、嫌な出来事が起こりました。
私が仕事に出勤しようとしたとき、階段を踏み外してこけてしまいました。
暫くすると足の痛みが段々と増してきて、病院に受診すると、骨が折れていました。
骨折は生まれて初めてだったのでびっくりしました。
すぐ親にも連絡しました。
そのときは何も思わなかったのですが、あとから母と話したとき、その不吉な出来事は私の骨折の何か予言…というか警告だったのではないか…とお互い思い、一気に冷や汗が出てきました。
ちょうど足の形だったし、そうとしか思えません。
こんな体験初めてだったので、身の毛もよだつ、忘れられない出来事となりました。