高校生の時に体験した、人生で最も怖い出来事です。
修学旅行で、とある地域に行った時ですが、日中は楽しく観光をして、就寝前はひとしきりみんなで騒ぎ眠りにつきました。
2階が男子生徒の部屋で、3階が女子生徒の部屋という形で分かれていました。
眠りについてしばらくすると、どこからか悲鳴が聞こえて来ました。
慌てて目を覚ますと、悲鳴を聞いたのは私だけではなく、同じ部屋にいたみんなも聞こえていました。
部屋の電気を付けて、何が起きたのか廊下に出ると、上の階から複数人の叫び声が聞こえ、次に泣き声も聞こえて来ました。
先生達が慌てて女子生徒達がいる3階に上がると、6部屋に別れた女子生徒のほとんどが泣いていて、事情を聞くとみんな同じ理由でした。
先生から内容を聞くと、白い着物を着た女性を各女子生徒の部屋の中の入り口付近で、ほとんどの女子生徒が目撃したとの事でした。
ほぼ同時の目撃と、目撃者の多さから疑う余地はなく、身体全身に鳥肌が立ちました。
嫌な雰囲気ながらも、先生達から寝るように言われて、しばらくみんなで話をしてから眠りました。
疲れていたので、すぐに寝付くと畳と何かが擦れる音が聞こえて来ました。
なんだろ?と思い、入り口付近を見ると白い着物の女性が立っていました。
あまりの怖さに声も出せず、固まっていると隣にいた友達も見えているらしく、慌てて電気をつけてくれました。
幻覚ではないので、人生の中で一番怖い体験となっています。