1.古城池トンネル(岡山県倉敷市福田)
岡山県倉敷市の有名な心霊スポットです。
交通量も多く、見かけはそんなに怖そうではないのに、なんでこんなところが心霊スポットなんだろう、と思いながらも、通る時はいつも少し薄気味悪かったのを覚えています。
キョロキョロと左右を見ずに真っ直ぐに前を向いていろ、とよく言われていました。
古城池トンネルは上り用の旧トンネルと下り用の新トンネルが並んでいて、上り用の旧トンネルに心霊的な噂があります。
ここには、車と並走して追ってくるおばあさんの霊が出ると聞いていました。
数十kmのスピードで走るおばあさん。
想像するだけで怖いです。
また、男性ライダーの霊が見えることもあるそうです。
更に、旧トンネルの入り口手前の池には落ち武者の霊が出ると噂されています。
ここはよくオーブが出る場所として知られています。
近所に住んでいた頃は毎日のように通っていましたが、私は幸いにもおばあさんに出会うことはありませんでした。
2.鷲羽山(わしゅうざん)(岡山県倉敷市呼松町)
岡山県では有名な走り屋さんたちのスポットです。
途中に霊園があったり、暗闇にぼんやりと浮かぶ公衆電話があったりと、怖い雰囲気は満ちています。
これは私が経験した話なので、よくある鷲羽山での具体例とは違うかもしれません。
ある日の深夜、友達と鷲羽山スカイラインをドライブしていました。
下りの時です。
そこから上にはもう民家はないよ、ずっと歩いて一山超えないといけないよ、と言うような場所で、30代半ばくらいでがっしりした男の人が、上へ向かって歩いていたのです。
ジーンズのようなパンツは両足とも膝の下でビリビリに破れていて裸足で歩いています。
私と友達は一瞬しんとして、しゃべることができませんでした。
「今の見た?」
「うん、見た」
と言う会話の後も言葉は続きませんでした。
とにかく怖くなって、その後は急いで家に帰りました。
果たしてあの男性はリアルだったのか、この世の人ではなかったのか、いまだに答えは出ていません。