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少しずつ大きくなるおじさん 投稿者:40代女性
嘘みたいな話ですが、デパートに行った時、そこに売っていた絵葉書を買いました。
昔の町並みの写真を絵葉書にした物で、こういうものが好きなのです。
写真立に入れて飾ろうか、と思ったのですが、結局アルバムに入れて、たまに眺めていました。
ある日、写真の中の並んだ建物の一番端に、おじさんが写っているのに気が付きました。
こんな人いたっけ?という感じでした。
それから、何度かアルバムを開きましたが、おじさんが、大きくなっているのです。
とうとう、写真の中のおじさんの頭が、建物から出てきました。
それと同時に、最初は小さくて分かりにくかったおじさんの顔が、はっきりと分かるようになってきました。
おじさんは、無表情で目をカッと開いて、こっちを凝視しているようでした。
怖くなったので、その絵葉書は封筒に入れて、神社に持って行きました。
事故訳あり物件にはご注意を 投稿者:50代男性
30年ほど前のことです。
私は仕事のため、それまで住んでいた街中のアパートから、静かな山間部の古ぼけたアパートに引っ越しました。
鹿児島市の城山という地区なのですが、ここは明治維新のころに西郷隆盛が陣を張り、最期を迎えた場所でもあります。
観光名所として名高いのですが、いつ行っても薄暗く陰気な印象を持ちます。
私が引っ越してしばらくしてから、隣の部屋からちょくちょく気味の悪いうめき声のようなものが聞こえるようになりました。
隣の部屋は空室なのではじめは空耳と思っていたのですが、数週間経ったとき、ご近所の方が話しにくそうに漏らしたのです。
その部屋で半年位前に中年男性による首つり自殺があったことを。
夜な夜な聞こえる声の理由がわかり、私は引っ越すことにしました。
以来、このような事故物件には細心の注意を払い、事前によく下調べをしてから決めるようにしています。
教科書に映り込む心霊写真 投稿者:40代女性
印刷物に何か得体の知れないものが写るなんて、と思いますよね。
私が中学生の頃、クラスの中で、英語の教科書の、見出しの所に載っている写真の中に、気味の悪いものが写っている、と、大騒ぎになった事があります。
それは、全員の教科書に、載っているわけではないようです。
一部の生徒の教科書に、載っているようで、私の教科書にはそんなものは写っていませんでした。
写っている教科書を持っている子に、見せてもらった事があります。
スポーツジムで、何人かの若い子が、トレーニングをしている写真ですが、座ってトレーニングをしている男の子の両足の間から、同じ年代位の男の子が、覗いているのです。
写真の状況から、座ってトレーニングをしている男の子のすぐ後ろには、別のトレーニングマシンが置いてあり、人が寝るようなスペースはないのです。
そしてよく見たらその、覗いてる子は、頭と肩しかないのです。
あの頃は、みんな面白がって大騒ぎしていましたが、とても気持ちの悪い話です。
あるはずのないお寺とお坊さん 投稿者:30代男性
霊感があったり不思議体験をしたり過去何度か投稿させてもらいましたが、今回はちょうど今頃体験した事を書きたいと思います。
今日このお話を書こうと思ったのはちょうど職場の先輩の親戚の方が亡くなられて法事でお坊さんがという話をしていたからです。
地元関西に住んでいた20代の時のお話です。
京都というのは日本の中心であったり戦場だったりと色々な歴史が動いた街である事はご存知であると思います。
当時山中ドライブを楽しみながら紅葉を見に行こうと結構奥の方まで行ってそこで友人と仕事の愚痴や悩みを含めて色々話していました。
時間は夜中0時は過ぎていました。
たまに車が通ったりして気にしませんでしたが、お坊さんが歩いているのが見えました。
友人に「こんな時間でも修業とかしてるのかな?」とか話ながらまた話に没頭して確か2時位まで話してたと思いますが、そろそろどこかファミレスでも行って帰ろうかと思って車を出してすぐに真っ暗闇の山中に人が歩いているのが見えました。
さっきのお坊さんです。
そこでもまだあそこにあるお寺の人かな的な話をしながら少しずつ山を下りていきました。
そうしたら・・・また歩いてる人が・・・二人共思った事は同じで「やばい!!」でした。
わかりますか?
街頭もない真っ暗闇の山中の暗さ?
それなのに見えるんですよ?
それもさっきいた場所から車の速度で山を下りて追いつけるはずがないんですよ。
そしてさっきのお寺も冷静に考えると見えるはずがないんですよね。
やばいと思いながら車は一本道なのでそのお坊さんの横を通らなければならず、スピードを一気にあげて通り抜けました。
見ては行けないけどルームミラーで見ると後ろの方に写ってるので、ちょっと安心しました。
けどそれから「登ってきた道を同じ道で下りてる」のに少し走っていると最初にお坊さんを見たその場所に戻ってきました。
二人共同様が隠せずパニックで事故は避けたいので、車を止めて固まっていると、またあのお坊さんが歩いています。
二人共意識が飛んだようです。
少し経って車をトントンと叩く音で目が覚めると私たちを心配したカップルが声をかけてくれたのです。
そこで今までの状況を説明して一緒に山を下りてもらいました。
そしてお礼を言った時にそのカップルが
「そういえばあの辺にお寺なんてあったかな?」でした。
私達も何度かこの道は昼も使っていたので気がつきましたが、確か「何もない普通の山中」なのです。
それから少し経ってから昼の安全な時に確認しましたが、何もありませんでした。
一体あれは何だったのでしょうか。友人と会うとたまにその話がでます。