有名な話「くねくね」 投稿者:20代男性
私が知っている話の中でも特にお気に入りなのが「くねくね」です。
これは有名な話ですよね。
たしかネット発の話だったように思います。
田舎で遊んでいると、はるか遠くにふしぎな動きをしている物体が見える。
自分にはよく見えないが、一緒にいいる人には見えてしまう。
その人は動く物体を眺めながら震えだし、冷や汗をダラダラとかき…
といった具合で、おかしくなってしまう。
家に帰って事態を親に伝えると、大慌てで村の長老の元に連れて行かれ、お祓いを受ける。
結局、物体がよく見えなかった人はなんともないんだけど、物体がしっかりと見えてしまった人は精神がおかしくなって、もう元に戻ることができなくなってしまう…
というお話です。
恐ろしいカーナビ 投稿者:20代女性
夏休みに大学の仲間7人と旅行に行くことになりました。
全員免許を取り、レンタカーを借りて海へいくことになりました。
その日はお天気も良く、海水浴をしたり、BBQととても楽しい時間を過ごしました。
誰かが花火を見たいと言い出し、みんなで少し遠くまで車で出かけることになりました。
花火はとてもきれいで、長い時間楽しみました。
帰りは夜遅くなっていて、土地勘もなかったため、カーナビに宿の場所を入力して帰ることになりました。
カーナビの言うとおり道を進んでいくと、行きでは通らなかった道を案内されていました。
とてもカーブが多く、霧も出ており、外灯もない山道へ迷い込んでしまいました。
もう少し行ってみようかとアクセルを踏んだ次の瞬間、目の前に崖がみえました。
急ブレーキを踏んで、全員なんとか無事でしたが、カーナビがぼそっと
「ちっ、あともうすこしだったのに・・・」
とつぶやきました。
怪しい廃墟 投稿者:10代男性
僕が住む家の近所に、怪しい廃墟があります。
いつの間にか放棄され、すっかり荒れ果ててしまった廃墟にはいろんな逸話があり、実は中には老婆が暮らしているとか、殺人事件の現場になったとか、殺人犯が潜伏していたなど、根拠の無い話ばかり。
でも、当時小学生だった僕達を夢中にさせたのです。
普段は遠くから眺めているだけだった廃墟を、中にはいって探検しないか?と誰かが提案しました。
仲の良い友達3人で探検することになったのです。
小さな廃墟なのに、不気味な雰囲気と逸話のせいで、まるで悪魔の住む城に進入するかのような気持ちでした。
結局、中では何も起きなかったのです。
廃墟はただの廃墟でした。
しかし、廃墟から出て、近くの公園で休憩した時、その場にいたのは2人でした。
僕と親友だけ。
もうひとりいたはずなのに、この場にいないばかりか、誰だったのかも思い出せないのです。
文化祭のお化け屋敷 投稿者:20代女性
文化祭の時の話。
高校一年生の時、クラスでの出し物がベタなことにお化け屋敷になった。
暗い教室中を迷路状に仕切り、おどろおどろしいものを飾り、お客さんに歩かせるのだ。
学級委員が中心となり、大いに盛り上がって凝ったものを作っていたようだが、私は部活での出し物の準備に追われほとんど参加していなかった。
そして当日も部活の方にばかり顔を出し完成したお化け屋敷にすら入っていなかった。
さて文化祭の終わり、日常の授業。
女性の先生がにこにこしながら入ってきた。
「出し物よかったね、あんなに本格的なもの作れるなんて!」
褒められてみんな照れた顔をして笑っている。
「特に鏡の前に女の子いたでしょ?あれどうやっていたの?」
ここで、シンと教室が静かになった。
「先生…誰もいなかったよ?」
悲鳴が響いた。
実は仕掛けのほとんどが段ボールの壁の中に隠れお客さんを驚かせるもので、誰もお客さんの通る迷路にはいなかったらしい。
また入るお客さんはひとりひとり調整しながら入れていたので先生と会うことはないはず。
なにより先生がみた生徒は
「鏡に映っていなかった」