徐々に近づく影 投稿者:30代男性
これは私が20歳の夏に体験した話です。
その時期私達の間で怪談話や実話系の恐怖体験を語るのが流行っていてその日も友人達と食事などをしながら怪談話などで盛り上がった後の帰りなのですが、私はその日電車から降りた後普段ならバスで自宅に帰るのですが、その日はバイトの給料も入りタクシーで帰ろうと思い待っていたらちょうど1台きたので乗ろうと思っていたらそのタクシーの後部座席には女性が一人乗っていたので私はその女性が降りるのを待っていたのですが、一向に降りる気配はないのにタクシーの表示は空車になっていておかしいと思っているとバスの方が来たので結局バスに乗る事にしました。
バスは私以外誰も乗ってなく私は自宅付近までの間携帯を見ていたらバスの停車場に先程タクシーに乗っていた女性が座っていたのです。
結局その女性はバスには乗らず座ったままバスもそのまま進んでいきました。
ただその時私は見間違いか似てただけと思い少し気味が悪いとは思いましたがたいして気にせず乗っていると目的地に着いたのでバスから降りて自宅に帰ろうと思ったのですが、妙にバスの方が気になり進んで行くバスを見てみると誰も乗って無かったバスに先程から見かけた女性が窓にへばり付く様にこちらを覗いていたのです。
私は怖くなり急いで自宅に戻り近くに住む友人に連絡を取りその日は友人に泊まってもらいました。
結局それ以降何も起きてはいませんが、1つだけ奇妙な事あります。
先程から書いていた女性ですが実は私は覚えていません。
正確にはタクシーやバスで何かの影を見たのは覚えているのですが、女性だった事はその日泊まってくれた友人が次の日に私が携帯で言っていたと教えてくれた事です。
古いアパートで感じる人の気配 投稿者:20代女性
これは、私が昔彼氏と同棲していた時の体験です。
当時、私は18歳で、高校を卒業したばかりでした。
地元を離れて彼と同棲することになったのですが、その家は賃貸の古いアパートでした。
昼間でも薄暗くて気味が悪かったのですが、二人とも新社会人でお金もないので、諦めてその古いアパートで暮らすことにしました。
最初のうちはそんなに気にはならなかったのですが…
夜中に彼と寝ていると、なんとなくですが違和感を感じ始めていました。
私と彼しかいないはずなのですが、なんとなく他にも気配がする気がするのです。
それは本当に感覚的なもので何かを視たとか聞いたわけではなかったので、その頃は疲れているせいだと自分を納得させていました。
ですがある日の深夜、私はいつも通り彼の横で眠りについたのですが、眠りが浅かったのかすぐ目が覚めてしまいました。
それだけならまた眠るのですが、その日はいつもと様子が違っていました。
体がぴくりとも動かず声も出せないのです。
金縛りにあったことがなかった私は焦って目線だけで周囲を見渡しました。
隣には普通に彼が寝ていて、一見いつも通りでした。
ホッとした私が天井に目線を移すと…
赤い服を着た幼い女の子がケラケラと高笑いをしながら私を凝視していました。
そこで私は意識を失いました。
次の日にあれは夢だったのかとも考えましたが。
数週間後に私は事故にあい、少しの間意識不明の重体だったそうです。
私は事故にあった前後の記憶がはっきりしていませんが、あの女の子と何かしら関係があったんじゃないかなと思っています。
私が住んでいたその物件は今も都内の某所に建っているそうです。
よみがえる二宮金次郎像 投稿者:30代男性
小学校時代の頃ですが、老朽化が著しかった事と、学校の敷地内回収時に、二宮金次郎像が撤去された事等から、放課後の下校放送が流れた後に校舎内を歩いていると、葬られた二宮金次郎像がよみがえってくるという話を聞いた事があります。
私は目にした事はありませんが、実際に目にした方の話を聞いていると、下校放送を流している放送室付近を歩いていたという事を聞いた事があります。
ただし、下校放送以降でも、学校が近隣に開放されている関係上、近隣の神社の小学生神輿かつぎの練習の為に夜間の学校敷地に出入りする事がありませんが、神輿の掛け声に驚いたせいもあり、霊は見た事はありません。
ただ、現在は機械警備が中心になっていますが、夜間の校舎内の一人歩きには気を付けられた方が良いかと思われます。
高校時代に何度も体験した金縛り 投稿者:30代女性
高校生の頃によく金縛りに遭ってました。
その中でも1番強烈だったのが、首を絞められた事です。
前にも足元に背の高い男性が立っていたり、男の子の声で「ママ」という声が聞こえた事もありました。
ふわふわと空中に浮かんで外へ飛び出したこともあります。
けど首を絞められた時のあの恐怖と比べると、これらはまだ序の口です。
あの時もいつもと同じ様に体が動かなくなったのですが、その締め付け具合がかなりキツかったです。
これはヤバイと思ったら、寝ている所に”誰か”がよじ登ってきました。
そして首をキツく絞められ、正直殺されるかと思った程です。
息も出来ない状態ではありましたが、声を何とか絞り出して「やめて」と言いました。
私の記憶があるのはここまでです。
気が付けば朝で、学校に行く時間となっていました。
あれから15年以上経ちますが、私の首を絞めたのは一体何者だったのかは分かりません。
しかし今でもこうして無事に過ごしているという事は、きっと誰かが助けてくれたのではないでしょうか。