本当にあった怖い話「2度聞こえた車のドア音の理由は…」

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僕の家は母子家庭で、
母が仕事から帰って来るのは、
いつも深夜だった。

その間、僕は家で勉強をして過ごすことが多かった。

その夜も帰りを待っていたら、
母から電話がかかって来た。

「今から帰るけど、何か買ってくるものある?」

「別にないよ。」

そう言って、電話を切った。

しばらく経ち、
牛乳が切れていたのを思い出した僕。

ついでに買ってきてもらおうと、
母に着信履歴から掛けなおした。

しかし。

しばらく待っても、
母は電話に出なかった。

「運転中かな?」

そう思った僕は、
諦めて電話を切ろうとした。

が、その時。

電話が通話中へと変わった。

僕「もしもし。お母さん?」

母「すー。すー。」

電話は繋がったものの、
母の声は聞こえて来ず、
電話の向こうから寝息のようなものだけが聞こえて来た。

僕「おーい、お母さん!聞こえてないの?おーい。」

母「すー。すー。」

相変わらず、
電話の向こうから聞こえて来るのは、
鼻息のような音だけで、

車の走行音や、人の話し声などは、
一切聞こえてこなかった。

僕「電話の不具合?トンネルを走行中?」

少し疑問に思ったものの、
いくら話しかけても、母からの応答がないので、
困惑しながらも、電話を切った。

その後も色々と考えたが、
いくら考えても分からないので、
もう一度、電話を掛けてみることに。

しかし、今度は母が電話に出ることはなかった。

僕「やっぱり、運転中だったのか?」

そう思い、
再び電話を切った僕は、
勉強するために机に向かう。

その時、
ふと、頭の中を嫌な可能性が過り、
胸の鼓動が早くなった。

僕「もしかして、事故に遭ったのでは…?」

通話ボタンを押すことは出来ても、
会話をすることが出来ない。

事故に遭い、
車に押しつぶされた状態で、
もしかしたら助けを呼べない状態なのではないか。

もし、そうだとしたら。

家に帰るルートは山の麓を通る上、
人目に付きにくい場所。

どうしよう。

かと言って、
警察に電話をしても良いものか。

それとも、
今から自分で探しに行くか。

焦り、胸の鼓動が早くなった。

そして、
いても経ってもいられず、
母を探しに行くことを決めた。

その瞬間。

「ブゥーン。」

車の音が聞こえて来た。

僕「良かった。そりゃ、そうか。」

自分の早とちりに、
少し恥ずかしい気持ちにもなったが、
母が無事で安堵した。

そして、
母が車を降りたその後、

「バタン、バタン。」

僕「ん?」

少し不思議に思った。

いつも、
母が車を降りるときは、
荷物を持っていなければ、
ドアの開閉音は1回のはず。

なのに、
荷物を持っていないはずの母が、
車のドアを2度も開け閉めするのは珍しい。

それでも、
その時は、安堵の方が強く、
母を出迎えに玄関へと出向いた。

僕「お帰り。」

母「ただいま。」

母の荷物は、
いつもと同じようにバッグ1個だった。

そして、
二人で居間に行き、
さっき電話をしたことを母に伝えると、
運転中で気付かなかったらしい。

それでも、
一度は通話中になったのを不思議に思ったが、
それよりも先に、母が話しだした。

「そう言えばさ。
あんた、○○川って知ってるでしょ?」

「この前、一家惨殺事件があって、死体が上がった川。」

「今日、帰りに、
その○○川の沿いを通って帰ってきたのよ。」

「すると、ちょうどその川の沿いに差し掛かった時にね、
車の助手席のシートベルトランプが点灯したのよ。」

「誰も助手席に乗ってないのにね。
こういう話、好きだっだでしょ?」

僕はゾッとした。

そして僕は母に尋ねた。

僕「さっき、車から降りる時、ドア2回開け閉めしたよね?」

母「いいえ。1回しか開け閉めしてないわよ。」

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