私は青森県出身で、父が霊感が強いせいかわかりませんが、幼少期から不思議な体験が多かったです。(関係ないけど、ゲイです)
高校時代の話、私は青森市内の高校生で、当時付き合っていた彼がいました。
放課後食事を済ませ、いつも通りラブホテルに行くことにしました。
しかし、その日に限って中々入れる場所が無く、ちょっと困っていました。
そこで私は思い出したように、とあるホテルの場所を伝えたんです。
そのホテルは青森市から浅虫という場所に向かう途中にあります。
バイパスと旧道があるのですが、その旧道沿いにそのホテルはありました。
実はこの浅虫という地域、昔から色んな変な噂がありまして、そのホテルにも余り良い噂は聞いていませんでした。
私は守りの数珠を持っていたので、彼にそれを伝え、ホテルに向かいました。
モーテル式のホテルでしたが、部屋に入るなり、自分も後悔しました。
凄く匂うんです。
部屋が臭いというよりは、水臭いというかかび臭いというか、全身に鳥肌が立ちました。
彼は何も感じなかったようで、そのままシャワーを浴びて、いざベッドへ。
しかし、最中も、誰か第三者の視線が気になってしまい、私は行為を止めました。
さっきまでとは全然違いました。確かにいる、バスルームに・・・。
そして私達は服を着て、煙草を吸いました。
守りの数珠を握り集中しながら、出ていく旨を伝えようとしました。
そのときでした。
バキン!!とかなり大きな音がして二人とも飛び上がったんです。
彼に目をやると、彼は灰皿を観ながら震えていました。
灰皿が、真っ二つに割れていたんです。
灰皿といっても、100円ショップのような小さなものではなく、社長室にあるような分厚いものが、割れていました。
人が割るには余程の力がいるようなものでした。
私達は急いでホテルを後にし、そのまま帰りました。
後から聞いた話ですが、あのホテルの一室では、昔殺人事件があって、女性が殺されたんだとか。
私の泊まった部屋かどうかはわかりませんが、もう二度と行くことは無いでしょう